3115人が本棚に入れています
本棚に追加
「この間‥って
前なんですけど―‥」
その先を
桜子は中々言わなかった。
言いにくい事なのだろうか?
『うん、どうしたの?』
「あの―――‥」
何があったの?
この沈黙がやけに重い。
『今、話しにくかったら
あとでコレに電話して?』
自分の名刺に
プライベートの携帯番号を
書いて、桜子に渡した。
「はい。
ありがとうございます。」
それを受け取った桜子は
少しだけ明るさを
取り戻し、
皆が囲んでいる大きな
テーブルへと戻って行った
すると、入れ代わりで
今度は彩がやって来た‥
最初のコメントを投稿しよう!