12月30日

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両手は、 携帯の数字キーを打ち イヤホンマイクでの会話。 少しの時間でも 無駄には出来なかった。 モト君を見付けた私は、 電話を終わらせ、 モト君に向けて手を振った。 『お待たせ』 「今日はスーツなんだね?  似合ってるよ」 「ありがとう」 私は、 最後の晩餐を楽しんだ。 そして、手を繋ぎながら 最後の道のりを歩いた。 「ワイン美味しかった?」 『美味しかったよぉ  ワイン好きの私には  たまらなかった―‥』 バルバレスコ 私のお気に入りの赤ワイン 食前酒にワインとは 私もとうとう 酒好きの仲間入りだった。
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