プロローグ

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『あたし…中学の時に… 辛くて辛くて… 辛過ぎて自殺未遂を 繰り返してたの。 そんな時に… 私の事を理解してくれる 人が現れたの。 元彼なんだけど凄く 親身に自分の事の様に 悩んでくれて。 でも…その人は……。 死んじゃったの… だから ショックでまた辛い日々に 戻ったの。 心を閉ざしそうになった 私を救ってくれたのが 今の親友の桃なの。 ……引いたょね』 気がつくと彼は泣いていた。 普段笑ってそうな 彼の顔から泣き顔は 想像出来なかったので 私は驚いてしまった。 『引く訳ねぇだろ。 今までの分俺が幸せに してやるから』 そう泣きじゃくると そっと私を抱き締めてくれた。 そんな彼の優しさが 嬉しくて,私はその中で 寝ちゃったんだ。
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