第二章

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「伊達政宗っ! 覚悟!」 森の中から現れたのは上杉の忍 かすが 伊達政宗の首を狙うが、政宗は刀を抜き、受け止める 「舐めてんのかぁ!?」 伊達政宗は刀で押し、再び、春日山城まで進もうとする かすがはその場に倒れる 立ち上がった頃には、伊達軍はいなく、春日山の方に馬が見えていた 「私は…無力…」 かすがは、暗い道を明るく照らす 大きな満月を見ながら、小さく呟く 雪組は伊達軍とは逆の方向 豊臣軍の方へと進んでいた 道は満月の明かりで照らされている 夜は更けていく――― .
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