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1965年某月某日
私たちはとある港に来ていた。
そこでは兵士が皆整列していた、これから出撃である。
皆表情を曇らせながら出発式が始まるのを待っていた
式が始まった。しばらくして司令官がでてきて演説をはじめた。
「諸君、我々はただいまより共産勢力の拠点であり、世界の平和と秩序を乱す北ベトナムへ出撃する。
各々の戦地での大いなる活躍を期待する、以上」
式が終わり各々はそれぞれ決められた船にのりこんだ
私とジョンは同じ船だがリチャードは別の船になってしまった。
「しばらくお別れだ、戦地であおうぜ。」
そういって彼は足早に船に乗っていった
私たちもすぐにのりこんだ。ほどなくして船が出航しはじめた。
そして私たちは一斉にホワイトハウスに向かって敬礼した。
祖国アメリカへ忠誠を誓うのが海兵隊では信条とされている。
戦地へ向かうことにたいする不安、家族、友人達と会えなくなることにたいする寂しさ。
そんな兵士達の心情を満載した船は一斉に行進するかのようにして祖国のにこやかな港を後にした
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