出撃、彼方の戦地へと

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私は戦地へ向かう船の中ほど眠れない場所はないと感じていた。 戦地へ向かうこの瞬間が1番緊迫するのだ、できればずっと着かないで欲しい、だけどいっそのことすぐに着いて欲しい。 交錯する思いは今日も頭を過ぎった、北ベトナムさえ倒してしまえば帰れると言い聞かせて自分を落ち着けさせつつ奮い立たせていた。 家族のことは思い出さないようにしていた。気になって眠れなくなるからだ だから私は妄想しながら寝るようにしていた。 端からみれば変だがこれが一番効果があったのだ。だが内容まではあかせない 朝がきた いつもながらの起床ラッパ 起きて集合場所に向かう そして行きなり隊長から全員へ伝達事項が下った
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