プロローグ

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 『出会い系』―――。  多分、私たちの出会いは世間では、そう呼ばれるもので、周りからは偏見の目で見られてしまうもの。  悪いイメージしか持たれないかもしれないが、私と彼の出会いは違った。  『出会い系』なんてみんな同じで、それは綺麗事だと言われるかもしれないけど、私にとって彼との出会いは、かけがえのないもので、そんな安っぽいものでも軽いものでもなかった。  友達に言わせると「あり得ない」って言われるかもしれないけど、それでもそれが私たちのカタチだった。  あと一歩、踏み出せば何かが変わったのかな?  もしあの時に……  あの日に戻れたらって……  戻れるわけもないのに願ってしまう私は、まだあなたに恋をしているのかもしれません。 .
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