―出会い―
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私は彼を『珠治(タマジ)』と呼び、彼は私を本名の『愛子』と読んだ。 さすがに理由を知って『patapata』とは笑って無理だと言い、そういうことになった。 彼とのメールは楽しかった。 特に言い寄ってくることもなく、なかなか返事を返せなくても怒ることも強制することもしなくて気持ち的にもとても楽だった。 そして下心のない彼とのやり取りは私にとってすごく新鮮なものだった。 .
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