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それが何を示すかなんて、最初はわからなかった。
祖母はよくオレに物語を聞かせてくれた。
いろんな英雄達の話を聞いて憧れていた。
物心つくと、俺は近所の同年代と遊ぶことが日常だった。
毎日、毎日英雄を演じていた。
「シュン!お前ばっかり英雄役でズルいぞ!!」
「俊哉、じゃあお前英雄になれるか?
俺は生まれながらの英雄なんだよ!」
その頃の俺は自分を特別視していたのかもしれない。
近所で仲良かった俊哉はよく、それに近いことを言っていた。
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