氷の薔薇

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かれこれ2年ほど前だったっけな。 高校に入学したばかりの俺は晩飯の買い出しのために街を制服で歩いてたわけだ。 んで、帰り道に数人のヤンキー達がいちゃもんつけてきたわけよ。 こっちはうんこ座りしてタバコ吸ってる馬鹿どもに呆れてただけなんだが、メンチきってんじゃねぇよとか言って突っかかってきた。 まぁ争いを望まない俺は穏便にいこうと、なんの否もないのに謝ったわけだ。 にも関わらず調子に乗りやがったクソどもは買い物袋を蹴り飛ばしやがった。 卵が割れて、パックが破けて肉が飛び出し、蓋の緩かったペットボトルの水がこぼれ、瓶が割れてタレが溢れだし、豆腐にネギにetc―― 袋の中ですき焼きができたわけよ。 うん、まぁ多少は感嘆したが、寛大な俺でもプーチン……じゃなくてプッチンときちゃったんだな。 んで、全員みっくみく……じゃなくてボッコボコにしちゃったんだよ。 で、そんときの1人がこの辺の某アニメでいう音痴芋鼻野郎だったわけで。 俺っち目つけられちゃったわけです。 災難だろ? まぁそんなこんなで喧嘩の無限ループを辿っとるわけです。
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