プロローグ

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「やめてくれ!!頼む!!許して!!俺が悪かった!!」 目の前に俺に許しを得ようとしてる男がいる…何してんだ、俺?許してやれよ…てか、アンタは俺に何をしたんだよ… 「悪かった!!本当に!!借金があったから…!!美奈子を事故と見せかけて殺せば…保険も入るし、借金も返せる!!お前の暮らしも楽になるんだぞ?本当に魔がさしたんだ!!」 美奈子…? 俺の母親の名前だ… 今何て…?殺した?母さんを? ああ…だから、持ってたんだ… 金属バット 「魔がさして…魔がさして…人が殺せるのかぁぁぁぁぁあ!!!!!!!」 俺は持った金属バットを奇声を上げながら、男に振り下ろした。 何度も 「あぁああぁあああ!!!!!!!」 何度も… 「はぁ…はぁ…はぁ…」 気付けば、金属バットは血で真っ赤に染まり、何度も振り下ろしたせいか、バットは折れ曲がっていた。 目の前に血で真っ赤に染まり顔が陥没した男の姿が横たわっていた。
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