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「だって大樹が寝込みに襲われたら大変でしょ」
「寝床に入ってくるお前はどうなんだ?……」
「アハハハ、細かいことは気にしないの」
バロムは大樹から目をそらし笑った。
「まぁ取りあえず自分の部屋に戻れよ、一緒に部屋から出てきた所なんか見られたら大変だからな」
「は~い、じゃあ食堂でね」
バロムは転移魔法を使い自分の部屋に戻った。
大樹は制服に着替えた。
「(今日から新学期だからな……魔法クラスの授業も再開、よし!頑張るか)」
大樹は両手で頬を叩いて気合いをいれた。
食堂。
「(バロムのやつおせーな……)」
大樹はバロムの分の朝食も運んでイスに座り待っていた。
「だ~れだ」
大樹の視界が突然真っ暗になった。
「バロムだろ」
「正解!……当てたご褒美にチューしてあげようか?」
「だ、大丈夫だから///……!」
「ん?どうしたの?」
大樹はバロムの制服姿に見とれてしまった。
「あ、いや……せ、制服……似合ってるぞ///」
「ありがとう大樹!」
「ぬおっ!バ、バカこんなところで抱きつくな!」
当然その光景は食堂にいた生徒みんなに見られていた。
男子生徒の目線はかなりキツいものだった。
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