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畑までは小屋からほんの少しだけ歩かないといけない。
畑のすぐ傍には川もある。
水やりに便利だから、ここに畑を作ったのだ。
……………ん?
何かいる。
僕は目を凝らせた。
……馬かな。
鹿ではない。
荷物を背負わされている。
ということは…人だ!!
馬は立ったまま動いていない。
近くに人がいる!!
こんな所に馬に荷物を持たせて何をしに来たのだろう。
という疑問は後回しだ。
馬に近づいて行った。
馬をよく観察できるくらいに近づいた時、僕は気が付いた。
人が…倒れている!!
馬の傍らに落ちた荷物にも見えたそれは、うつ伏せに倒れた人だった。
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