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「冷めないうちにたべましょう」
「……うん」
俺って単純。ご飯につられて、もう写真の事は「別にいいや」って思ってるし。
「もう二度と撮らせねーからな…」
「はいはい、ほら座って」
向かい合って席に着くと、上機嫌の阿久津が両手を合わせる。俺もそれにならった。
「いただきます」
「はい、いただきます」
何だかんだで、阿久津の暴挙を許してる俺が一番悪いのか。でも、コイツと過ごすこーゆー何でもない時間がスゴく幸せで。きっと俺は変われないんだろうな。
「食べたら一緒にお風呂に入りましょうね」
「……ヘンなコトすんなよ」
ほら、ダメって言えない甘い俺。
まぁいいや。こんなの阿久津にだけだしさ。
ハンバーグが美味いから、とりあえず許してるやるか。
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