第一章 紅の国

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そろーり そろーり 鳥の群集から離れ遠くの方に見える扉らしき物まで歩いていく。 とてとて‥とてとて… あと1/3って所だ 結構遠いなぁ。鳥達もまだまだ気づいていない が、世界って思っていたより甘くないのね☆ 「「「どうしましたぁ おっきゃくにーん!!!」」」 鳥の大群が一斉にこっちに来るわ☆ ってめっちゃこえーわぁ!!(怯) 「うわぁ―――!!!」 逃げろ 逃げろ 逃げろ 逃げろ 走れ 走れ 走れ 走れ自分! あぁ私 今、高速超えて光速の域までいったかも……。 あと少しっ!! 50m  30m  15m ガチャガチャガチャ!! ‥バタンッ。 …………………… 間に合った? はい!みなさん確認です ①鳥達のうめき声(ひどっ)は聞こえない ②奴らの姿は見えない ③鳥臭くない と言うことは‥ 「‥っしゃぁ!私の完全勝利よ!!」 ってとりあえず入っちゃったけど此処はどちら様ですか?? 「って次は鏡ばりかよ――!!!」 拝啓 母上殿 父上殿‥ついでに飼ってたカメよ。私の平穏はまだまだ手に入らないみたいです。(泣)
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