プロローグ

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それは闇の書事件の終焉後… もう戦いは辞めて静かに暮らそうと八神はやてとその家族は誓いあった。 しかし重犯罪と言える事件を引き起こした彼女らはしばらくの間ミッドチルダでの軟禁生活を余儀なくされた。   まだ幼いはやてとヴィータにそんな思いをさせたくないと思った三騎士は、はやてとヴィータを日本に残すためにアースラ局員たちに懇願した。 はやては「うちはいいからヴィータだけでも日本に残してあげてください‼」と涙ながらの説得をし、ヴィータに戦闘意欲がないことを確認した局員たちは首を縦に振った。     そこで問題になるのが衣食住である。 幸い伯父と名乗る者から資金援助を得ていたため貯金は十分ある。 しかし八神家にはヴィータ一人。 それは幼いヴィータにとっては耐えられないだろう。 考えついたのは一時的な里親を探すこと。 ダメ元で隣りの家に頼み込んだら即答で決まった。   こんな簡単に決まってしまっていいのだろうか…と考え込む八神家の皆。 しかしこれといって悪い噂も出ていない家庭であったし、住人も優しいオーラが漂っていたし、なにより一時的だし、ここの人たちに頼むことになった。     そしてヴィータはたくみと出会い、共に生活していくのであった。         ―プロローグ(終)―
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