練習の質を見直し、効率アップを!

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 たとえば、上手になりたくて練習をしているのに、その練習を何ヶ月続けてもサッパリ効果があがらなくて困っている……。  そしたら、今後も同じ練習を続けたほうがいいか? 今後はもっと効果的な練習に変えたほうがいいか? 小学生でも分かりますよね?  なのに多くの人は、その練習法を見直そうとせず、効果のない練習法を、そのまま続けようとしてしまいます。それはなぜか? 「詰め込み教育」の落とし穴に、はまってしまったからなのです。  今、ドキッとしませんでしたか?  ピアノに限らず、仕事でも何でもそうなのですが、指導者に教わったやり方を「それが唯一の正解」と信じて育つと、「教わったこと以外は、全て×」と、受験勉強的な頭になってしまいます。  受験勉強的な頭は、「この質問にはこの答え」と、頭が反射的に反応してしまうため、それ以外の可能性を遮断してしまうのです。  詰め込み教育は、膨大な知識を短期間で詰め込むには合理的な方法ですが、「応用力が利かなくなる」という、大きな欠点もあわせ持ちます。
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