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今日は太輔に家にきてと言われた
何時も通り太輔の家の前に着けば
インターホンを押した
スカートが乱れてないか
確認しながら
出てくるのをまっていると
-ガチャ
玄関のドアの開く音と
共に聞こえた
「…どちら様?」
という知らない声
とっさに上を見れば
バスローブをまとった女性がいる
太輔は?
アナタは誰?
『あっどうかしたの?
神谷さん』
何時ものように
`栞´と呼ばない太輔に対しても
「ねぇ太輔だれぇ?」
甘ったるい声で
`太輔´と呼ぶ彼女に対しても
なんでどうして?
色々疑問が浮かぶ
けど本当は知っている
太輔に対しても
彼女に対しても
多分すべての答えを
「あの藤ヶ谷さんと話があるので
いま少しだけ、時間貰えますか?」
『…いいですよ
じゃあ入ってください』
太輔にえぇーと言いながら
「早く話終わりにして続き…
シよ?」
と言う彼女
『分かったから
隣の部屋で待ってて』
-チュ
彼女に小さくキスをした後
こちらを向き
『こっちの部屋に入って…』
と言った太輔
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