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「…」
『…』
シーンとしている部屋の中
感じるのは
何時も通り変わらない
太輔の部屋の香
今日でこの香を
感じることが出来なくなる
そう考えると急に苦しくなる心
私とこういう関係なんだから
他にいたって
おかしくは無いはずだってことも
分かっていたから
仕方ない
初めはそう思えてた
けど好きになる度に
きっとそんな思いは
無くなっていったんだと思う
ここまで深くはまる前に
別れを切り出せばよかった
「…ねえ太輔
短い間だったけどありがとう
これからは仕事仲間として
よろしくね」
そういって席をたった
我慢していた涙を流しながら
.
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