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エレベーターの中
また熱あがったかも…
ボーっとし始める頭
ドアが開き
ヤバい倒れる
その時聞こえたのは
『栞!?』
という大きな声
誰の声?
分かんないよ…
そこで意識を手放した
-*-
あれ
なんでベットにいるんだろ?
頭痛いなぁ…
瞼が重いし…
考えることも
目を開けることもつらいくらい
熱は上がっているみたいだ
太輔探さなくちゃいけないのに…
そう思っていたはずが
熱に負けて
いつの間にか目を閉じていた
-ガチャ
少しして突然開かれたドア
ベットのそばに誰かが座る
-チュ
私の髪を掻き揚げ
おでこにキスをして
『…ごめんな栞、愛してる』
私の頭を撫でながら
小さく呟かれた言葉
「…たい…す…け?」
都合のいい勘違いかもしれない
「私も…愛して…る」
それでも私にはよかった
勘違いなら勘違いでも
太輔の声が
愛してると言ってくれた
そう思えるから
.
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