four

4/20
前へ
/320ページ
次へ
夜ふと目が覚めた 一日中寝ていたのだから 寝れなくてもおかしくはない 水飲んでまたベットに戻ろっと ベットを出ようとした時 「…栞、好…き」 一粒の涙と共に 小さな声で囁かれた言葉 嘘でしょ、裕ちゃん? 私のことが好きだなんて もし驚かそうとして 言っているのなら 「嘘やで」 って笑いながら言って? 裕ちゃんがそんな風に 思ってくれているなんて 一度も考えたことなかった いつでもお兄ちゃんのような 存在だった裕ちゃん 裕ちゃんは私を 妹のように思ってくれてたんじゃ なかったの? もし裕ちゃんが本当に私を好きなら あの人は裕ちゃん…? .
/320ページ

最初のコメントを投稿しよう!

174人が本棚に入れています
本棚に追加