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夜ふと目が覚めた
一日中寝ていたのだから
寝れなくてもおかしくはない
水飲んでまたベットに戻ろっと
ベットを出ようとした時
「…栞、好…き」
一粒の涙と共に
小さな声で囁かれた言葉
嘘でしょ、裕ちゃん?
私のことが好きだなんて
もし驚かそうとして
言っているのなら
「嘘やで」
って笑いながら言って?
裕ちゃんがそんな風に
思ってくれているなんて
一度も考えたことなかった
いつでもお兄ちゃんのような
存在だった裕ちゃん
裕ちゃんは私を
妹のように思ってくれてたんじゃ
なかったの?
もし裕ちゃんが本当に私を好きなら
あの人は裕ちゃん…?
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