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作り始めて30分
料理はもう出来た
椅子に座り机に寝そべる
裕ちゃん早く帰ってこーい
そう思っているうちに
メールがきた
-~♪
[はよ開けて、寒くて死ぬわ]
あっ開けておくの忘れてた
「死ぬー」
と叫びながら入ってきた
ごめんと謝り
「料理温めてくる」
そう言ってキッチンへ向かった
-*-
「ごちそうさま
お前料理うまなったな」
「これでも一人暮らししてんだから」
二人でたわいもない話をしていた
「なあ話したいことある言うたやろ」
「うん」
「あんな栞、お前のこと好きやねん」
突然今日言われた言葉と
同じことを言われた
「ずっとお前のこと妹のように
思ってるつもりやったんやけどな
気づいたら好きになっててん」
「…裕ちゃん
言ってなかったけどね
私、好きな人いるんだよ
振られたけど」
「別にええよ
そいつ忘れるために俺を
つかってくれてええから
付き合ってほしい」
裕ちゃんを利用しちゃうんだよ?
「そんなこと
-ギュ
「嫌いや無いんなら
それだけでええから
ゆっくり俺のこと
好きになってくれれば」
「ゆう…ちゃん」
ごめんね、裕ちゃん
絶対に好きになるから
絶対に太輔を忘れるから
.
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