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『あともう一つ
俺さ千春が好きなんだ』
「…ねぇ昨日のあの子は?」
『昨日のあの子?
…あの子は振っちゃった』
ぺろって舌を出して言う良亮
「学年で一番美人なのに?」
『千春だって俺にとっては十分かわいいよ?』
そんなこと言っちゃって
「…ばーか
私たぶんすっごくおもいよ?」
『俺のほうがきっとおもいから大丈夫』
なにいってんのよ…
「私かわいい彼女とか出来ないよ?」
『俺だってかっこいい彼氏になんてなれないから大丈夫』
良亮は十分かっこいいよ
「私…
-ギュッ
『ねぇ千春
どんな千春だって大丈夫だよ?
どんな千春だって好きなんだから
泣いたりしないで…
…千春付き合って?』
「…ッうん」
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