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『爽汰!こないだの全国模試の順位貼り出されたみたいだから見に行こうぜ。』
そう優矢に言われ、俺は席を立ち順位が貼り出されている掲示板へと向かった。
『お前は又、凄い順位なんだろうな。』
と優矢がポツリと呟いた。
『俺、天才だから。』
それを謙遜もせず答える。
『それ否定出来ないのも悲しいよ。』
と優矢は笑う。
今回の模試は自信があった。
あれだけ勉強したんだし…この俺が。
どうしてかって?
それは負けたくない奴がいるから…。
掲示板に着いて自分の名前を探す。
もちろん上の方から、するとすぐ見つかる位置に俺の名前はあった。
だけど…
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