プロローグ

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ここ数年よく見る夢がある。 おとぎ話に出てくるような幻想的な庭園。美しい草花、小鳥のさえずり、心が安らぐ空間。 そして噴水の側に佇む私と同じ顔をした“彼女”。 金髪にエメラルドの様な瞳、それ以外は鏡のように私と同じ。 こんな場所も彼女も知らないはずなのに、とても懐かしくて泣き出しそうになる。 貴女はいったい誰なの? いつも貴女が言葉を紡ぎ出す前に、夢から覚めてしまう。 貴女は何のために私の夢に現れるの…?
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