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【よかったね。用事ないからメールくれなくていいから。バイバイ】
なんてメールを返せばよかった?あんな冷たいメール、私らしくない。私はいつもみんなに合わせてニコニコしているような大人しいタイプ。あんな冷たい事を言うなんて…ナミはきっと心配してメールをくれるだろう。メールが返ってきたら謝ろう…
そんな事を考えながらそっと携帯を閉じる。一人でいても寂しいだけ。自分の部屋を出て、リビングに向かう。家族とたわいのない話をしながら夕飯を食べるがのだが、当然のように学校の事を聞かれた。友達…授業…適当に答えた。
「ごちそうさま」
はぁ…部屋に戻ろう…
まだ8時を過ぎたばかり。携帯のライトが光る事を期待していたが、全く光る気配がなぃ。
いつもは夜遅くまで友達とメールをしてたから、部屋にいても何をしていいのか分からない。
『寝るか…』
こんな早くに寝れる訳無いと思いながらも、1時間もすれば夢の中だった。
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