一人目

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次の日は、お母さんの声で起きた。バスの時間ギリギリ。 サナ 「何でもっと早く起こしてくれないの?」 お母さん 「起こしたわよ!起きなかったのはサナでしょ!」 朝からイライラする。自分が悪いのだから仕方ないのだが、何も言わず、朝食も食べずに家を出た。 教室に入ると、生徒はまだ半分ぐらい。学校に着いたらナツキにアドを聞こうと思ったのだが、話し掛ける勇気すらでない。 …携帯が光った‼ナミからのメールだった。 【あのね、ちょっとしたきっかけで仲良くなった男の人がいるんだけど、私彼氏いるじゃない?だからメール出来ないじゃんね💦でも結構イケメンだし、メール面白いし、フリーターってのがたまに傷だけど、ィィ人なの💕せっかくだし、サナメールしてみない??】 めんどくさい…断ろうとしたら、ナミからの着信。 ナミ 「もしもしサナ?メール見た?本当にお願い(>_<)」 嫌と言えない私は、結局断りきれなかった。すると、すぐにその男性からメールが来た。
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