紫織サク

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──…伝えたいこの心  ──…あなたには  ──…伝わりますか?  ──…この気持ちが 春が空にやってきた。春のしるしでもある霞が天にも届く白桜山にたなびいている。そんな景色を俺は最高とは呼べない状況で見ている。  「貴様ッ!さっさと死ねッー!」 誰が死ぬか、バカ野郎。俺は斬り掛かってきた奴の攻撃を躱し、斬り捨てる。また俺の周りに死体が出来る。数は数えてないけどかなりの数を殺した。  簡単に状況説明すると俺は戦の真っ最中。それも負け戦の。俺の大将は俺の後ろに堂々と建つお社の中で最後を迎えようとしている。敵さんなんかに大将の首をやりたくない俺は必死こいて守ってる訳。
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