紫織サク

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ちなみに俺の名前は橘(タチバナ)以後、お見知りおきを。そんな俺ですが流石に疲れてきました。夜からぶっ通しです。死にたいです。 まぁ死ぬんですけどね…。大将も自ら栄華の死を遂げたと思いますから、別に俺も終わってもいいんですけど、まだ終われません。 「なんなんだコイツ…。」 「いい加減くたばれよ。」 俺に向かって彼らはそんなことを言いやがります。雑魚共がわらわらと集まって俺を囲みだしました。数で勝負ってか?俺が負ける訳ないだろ。  既に社へと続く道は血で染まった。そこには何も言わぬ人間と持ち主を失った刀しかない。淡い色をした桜の花が咲こうとしていた。蕾も膨らみ開花も近そうだった。
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