気まぐれは秋の空の如く

2/6
3881人が本棚に入れています
本棚に追加
/564ページ
――――――――――― 「……何だよここは?」 3人がいたのは真っ白な壁に包まれた部屋。 足場は何もないのに3人はまるで浮いているかの如く普通に立っている。 「いらっしゃーい。神候補のプレイヤーさん達」 急に唖然とする3人の前に金髪で白い天使のような服に身を包む優男が現れた。 微かに体が光ってるようにも見える。 「うんうん、いつも通りのリアクションありがとう。 さて、君達はプレイヤーに選ばれたから、これからゲームをしてもらう」 3人は気が動転し過ぎて一言も喋ることが出来なかったが、ついに竜司が口を開く。 「……何だよそれ? ここはどこで、お前は誰だよ? ってか、これってもしかして……」 「お~、察しが良いですね~。 そうこれが約10万人の行方不明者を出している原因、『ストレンジディメンションワールド』……通称『SDワールド』。 ……僕が作った世界です。 君達が出会った少女に人目に付かないタイミングと場所でプレイヤーを攫ってもらってるんですよ」
/564ページ

最初のコメントを投稿しよう!