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「青沼頼子……飯塚光輝……遠藤香織……大木康文……鬼山司……」
すげぇ。
あの人黒板消さずに出席とり始めたな。
どんな神経してんだよ。
「瀧澤真吾」
あ、俺か。
「はい」
「………」
「?」
なんであの人、出席途中で終わってんだよ。
「………」
ちょっとちょっと。
俺をそんなに見つめてどうした!?
惚れたか?
惚れ直したのか!?
「お前か」
「へ?」
「近田由実……寺原健太」
おぃぃぃぃ!!
何、何なの!?
お前か
って何だよ!?
格好よくないし、知り合いでもないし、よくわかりませんが!?
「あの…」
「どうした、瀧澤。ウン○コか?」
違うし隠れてねぇよ!
ウン○コって何だよ!?
○に何入るの!?
「いえ。お前かって、どういう意味かなって…」
「………」
やべ。
聞いちゃいけなかったのかな?
「これだ」
何故後ろの黒板を指差した?
俺がやったってか?
そう言いたいのか?
「先生、僕じゃありませんよ」
「ふふ…」
…
学校、やめよっかな。
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