ボーリングでイイんじゃ?

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アヤは私が泣き虫、て事知ってるからあんまり驚いてなかったけど タカシは戸惑っているみたいだった。 こんな状況で泣く自分が一番 “雰囲気を冷ます存在” だと思っていても 涙は止まらなかった。 流れていた涙が止まったのは午前4時。 まだ暗い冬の夜道を自転車で飛ばした。 だけど、嫌な気持ちは飛んで行かなかった。
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