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「し…忍チン?」
ここは俺の家だよな??
忍がいるのはいつも通りなんだけど、その忍がいつも通りじゃない…というか、格好が…
「宮城、お帰り。」
裸エプロンだったのだ。
かろうじてパンツをはいているものの、上半身裸にエプロンというのは如何なものなのか。
体中から変な汗が吹き出して止まらない。
「忍チン…その格好…。」
「裸エプロンだ」
そんな事は分かっているのだが、まさか忍がそんなことするとは思わなかったので多少戸惑ってしまった。
「いや、何でそんな格好してるんだ?」
「大学の友達が言ってたんだ、裸エプロンは男のロマンだよなぁって」
…今すぐそんな事を言った奴を呼んで欲しい。
おじさんが教えてやるぞ、いくら裸エプロンだからって帰っていきなり忍チンのあられもない姿を見てしまうとどうなるかってな、
「どうだ?宮城、似合ってるか!?」
似合ってると言って良いものだろうか…
「うん、まぁ良いんじゃないか?」
精一杯冷静を装ったつもりで言ったのだが顔のニヤケというか"照れ"が隠しきれず背中越しに言った。
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