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「ふぅん…」
その後、どういうわけか忍は機嫌を悪くしてしまった。
若いモンの考え方は良い歳したおじさんには分からん…が、
目のやりばに困る…
「とりあえず服着なさい」
「………何で、」
口に空気を含み頬をふくらましてぶすっとして言う。
まったく…このお子様は、
「…考えてみなさい、仮にも恋人が裸エプロンしてたらいくら俺でも目のやり場に困るし理性が保てんかもしれん。」
「………あ。」
天才と馬鹿は紙一重
という言葉は忍チンにあるために存在するものなのか、
溜息が出てくる。
「アンタになら押し倒されても良いのにな、」
ボソッと忍から何か聞こえてきた。
「?何か言ったか?」
「っ!!何でもない!!!」
すると忍チンは顔を真っ赤にして「服来て来る」と言って脱衣所に向かった。
おいおい、なんかもうほぼ同棲状態しゃないか。
ていうか…
実は、聞こえちゃってるんですよね
押し倒されても良いって…
よく、理性を保てたと自分を褒めてやりたいよ。
まったく…
「忍にこんなにハマるとは…」
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