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「実は俺は扇中でな、昔は扇中で頭はろうと必死に戦ってたよ・・」
「だが俺はそんなに強くないしな、すぐ夢を諦めちまって普通の高校進んだんだ」
「親父・・」
俺には分かった。
親父の言葉一つ一つに熱い想いがこもっている事が。
「俺はお前にそんな惨めな想いをさせたくなくて必死に勉強させてきた、けどお前が扇中に進み、不良になる事を望むなら俺は反対しない」
「親父・・」
俺は涙が出そうなのを堪えた。
「扇中制覇は簡単な事じゃないぞ。」
「親父が果たせなかった事、俺がやってみせる。」
俺は扇中制覇を誓った。
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