第十七章、不機嫌な太陽

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第十七章、不機嫌な太陽

目覚めると 変わらぬ朝がそこにあり 変わってしまった 自分がここにいる   誰かの明日を奪った自分は 昨日を生きた後悔の中 今日をただ 虚ろな目をして漂っている   自分は変わってしまったのに 何一つ変わることのない あの眩いばかりの光 恨めしくさえあるそれが 私の影を作り出し 目を開けさせまいと 私を照らす、煌々と
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