貴方を想ふ

出逢えて良かった｡

『そっか!なら良かった｡』
俺は今どんな顔をしてるんだろう?

顔赤くなってたら恥ずかしいなぁ…

｢ねぇ､有也…｣

『んー?なに?』

｢有也って俺の事､嫌いなの?｣
いきなり何を言い出すのかと思えば…

『ははっ!和都を嫌いになれるわけないじゃん!』

｢じゃあ､どうしてさっき目を合わせてくれなかったの?｣

和都は俺に｢どうして?なんで?｣
と言いながらソファーの近くに来る｡

『なんでって…』
俺がオロオロと慌てていると､和都がソファーにそっと腰かけた｡

｢ねぇ…どうして?｣

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