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そこからは一人の女子が出てきた
「あれ?、誰もいないと思ってたのに」
と彼女は呟いた
だが、昭一は気にせずに景色を楽しんでいた
「隣、良いかな?」
「ん、ああ別に構わないが」
「ありがと」
しばらく沈黙がつづいた
突然彼女が口を開いた
「私ね小学校、低学年の時にこの町に引っ越して来たんだけどね、すぐに引っ越しちゃってね、その時に一緒に遊ぶ約束していた子に何も言えないで行っちゃってさ、その時私ね悲しくて悲しくて、車の中でもワンワン泣いていたらしくてさ、新しい家に着いたら泣きつかれて寝ちゃってさ…笑っちゃうよね」
「何で、いきなりそんな話してくるんだ、それより、話したことあったっけ?」
「あっ、ごめんね、なんか君を見た瞬間ふと思い出したの」
彼女はあわてて謝った
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