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紗『うん。』
唯『さ…らぁ…』
俺はまた泣き出した。
紗羅は困った顔をした。
そして…
チュッ…
紗羅は、俺のおでこにそっと…キスをした。
紗『泣いたらダメだよ?』
唯『うん…!』
紗『そうだ!
これ…唯世にあげる。』
そう言って、紗羅は俺の手に何かをのせた。
唯『なに?これ…』
紗『真珠だよ。
これは…唯世が持ってて?』
唯『わかった。』
紗『じゃあ…バイバイ!』
唯『バイ…バイ…!!』
俺は叫んだ。
紗羅にもらった真珠をにぎりしめて。
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