~第一話~

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『ま、待ってよー』 先を歩く智也の後を慌てて追い掛けた。 すぐに追い付いて、ほっとする。 『……お前じゃねぇとだめなんだよ』 『………え』 一呼吸置いてからの 『わかったかよ…?』 突然の発言。 『っ?!(かぁぁ…)』 突然の発言に、心の準備をしてなかった私は 『葉月…顔、真っ赤』 当然、茹でタコ状態になってしまう。 『と、智也のせいじゃん…』 嬉しくて。 嬉しすぎて… 拗ねたように口を尖らせて智也に視線を巡らせたら、 『智也…?』 智也の顔も真っ赤で。 『照れてるの…?』 自分で言った言葉に、 自分で照れてしまったのだと気付くのに… 時間は掛からなかった。
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