事件発生

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事件を解決した後の帰りだった。山奥を車で走っていると、急に車が止まった。「あれ?どうしたんだ?」車の中から3人が出てきた。コナン、小五郎、蘭だ。「パンクしてるよ。」とコナン。「スペアタイヤとか持ってないの?」と蘭が呆れた顔で言う。「そんなのあるわけないだろう。」と小五郎。「もしかして私たちここで野宿するの!?」と心配そうに蘭が言った後、コナンは少し奥に一軒家があるのに気付いた。その一軒家はとてもあやしく建っていた。「ねぇおじさん、むこうに家があるよ。頼んだら泊めてくれるかもしれないよ!」とコナン。「おぉ!ホントだ!泊めてくれるかも知れん。行ってみよう。」と小五郎が言ったとたん「ちょっとホントに行くの?あの家なんかヤマンバとか出てきそうじゃない!」と蘭が言う。「怖いならずっとそこにいてもいいんだぞ。俺達は先に行くからな!」と小五郎がおどかすと「え~!ちょっと待ってよ!」と蘭もついて行った。 近くで見るとまたいちだんと不気味だった。「すいません!」小五郎はノックして言った。すると中から一人の30代半ばくらいの女性が出てきた。「車がパンクしてしまったので今夜一晩泊めてもらえばと思いまして。」と小五郎が頼んだが、「困ります!見てのとおりこの家は小さいんです。人を3人も泊めるなんてことはできません!」「いいじゃないか。この方達も困ってるんだ。泊めてあげなさい。」もう一人後ろから声が聞こえた。40代くらいのおじさんだ。こうしてコナン達はこの家に泊まることになった。 「私達は3人兄弟なんです。そして私が長男の猪木寛二(かんじ)です。こちらが長女の猪木盆場家(ぼんばいえ)で、こちらが次男の猪木伊豆夢(いずむ)です。」「毛利小五郎です。そしてこちらが娘の蘭で、こっちは居候のコナンです。」「居候で悪かったな。」とコナンが不満そうにつぶやいた。「毛利小五郎ってあの有名な・・・」寛二が言った。「そうです。私が名探偵の毛利小五郎です!」小五郎が自慢げに答えた。 そしてコナン達はその人達と夕食を食べることになった。「なんでお肉がないんだよ~」20代くらいの太った次男、伊豆夢が怒っている。「しょうがないでしょ!私達肉はあまり食べないんだから!」と盆場家。
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