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レコーディングも近づいてきた
緊張感もでてきた
音の入念なチェックも始まりメンバー同士のダメだしや、いろんな意見が飛び交う
これが一致して音が生まれた時ほどの快感はない
スタジオに缶詰状態になり夜中は何度もスタジオの中を歩き回る
３日目の朝マネージャーが入ってきた
『おい、雄介お前の知り合いの人がさし入れ持ってきてくれたぞ』
俺は一瞬真紀だと思った
『車椅子の綺麗な女の人で、旦那さんらしき人が後ろにいたよ。あんな美人、芸能人でもいないぜ（笑）』
リルさん？お重箱が５つあって、あけると豪華なオカズやおにぎりが入っていた。それと一緒に一枚の封筒
【おはよう、雄介。今レコーディングで大変だと思います。ご飯なんてみんなまともに食べてないんじゃない？今日は特別、私の精一杯の料理を作りました。私が行っても多分スタジオには入れてもらえないので、顔のきくオーナーと奥様に無理にお願いしました。これ食べて、もうひとがんばりしてください！真紀】
やっぱり真紀か（笑）すげぇ嬉しかった
めちゃくちゃ美味しい！メンバー全員ノリノリだよ…てかキムにはいわねぇ（笑）
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