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………
馬鹿にしていた。
学校の怪談なんて…と
私は、「麗子さん」に捕まったらしい。
「麗子さん」は学校の怪談の一つで、…確か、一人で遅く迄残っている生徒を見つけては、殺し、自分と共に永遠の時の中で死に続ける妖怪だ。
私は逃げる為再度扉を開けようとするが、びくともしない。
…
こうなれば、窓からパイプをつたって降りる“しか”ない。
私は窓の外をみた。
そこにはにたりと笑いながら逆さに落下していく「麗子」の姿があった。
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