1 転向

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「えぇぇぇぇぇぇー 」 『嫌だからねママ転勤するから愛ちゃんも転校するのよ』 ただいまの時刻;朝の6時💧早朝から近所迷惑ですね。今叫んだのは紛れもない 私、高橋愛です。今日転校の話を聞いて明日、転校するなんて言ったら誰でも叫びますよねっ? 「何で早く言ってくれないのよお母さんのバカ~」 『言おうか言わないか迷ってて遅くなっちゃった(笑)』 「笑うな~こっちは泣きたいよぅ」 『ごめん愛ちゃん…ママがもっと早く言えばこんなことに…』 「え、ちょっママ?泣いてんの?ごめんごめん。もう転校する事も認めるから泣かないでよ」 『あらそう?じゃっ早く荷物まとめなさい』 ・・・泣き真似? そう私の母は役者並みの演技力がある。私はその演技に何回引っ掛かった事か。 「ハァー全くまたママの演技に『早くしないと間に合わないわよー』 「セリフくらい最後まで言わせてよ💢」 全くしょうもない母親だ 「もうあきらめて荷物まとめよ。あっ学校に電話…後でいいや(笑)」 「これでよしっ!あっどこの高校かまだ聞いてなかった…💦聞きにいかなきゃ」 ダダダダダ💨一回までダッシュ🏃 「お母さん私の行く高校ってど『あー忙しい忙しい』「 お母さん?私の高校『あっご近所の方に挨拶してくるわね♪』 「怪しい…あれは絶対なんか隠してる気になるけどまぁいっか♪」 『ただいま…』 気まずそうに帰ってきた母親…。 「お母さん」 ビクッ! 「嫌そんなびびらなくてもいいのに💧それより準備できたよ😃あとは出発するだけだから」 『えっあそう💧じゃのんびりしてなさい♥』 「♥つけないで💢」 『ごめんって💦』 「じゃ最後に外回ってくる今度の学校、全寮制なんでしょっ?机の上の書類見ちゃった。ごめん。」 『あっ愛ちゃんっ』 バタン🚪💨 『ごめんね。でも愛ちゃんのためだから』 愛の母親はボソッっと呟いた
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