出会い

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ある日の金曜日━━━━ 『亀嶋さん』 !! 「はい」 『今日、何時まで?』 「8時までです」 『えっ?』 ヤバッ 声小さすぎて聞こえてないのか聞き返された。 「8時までです💦」 『じゃあ、まだやな』 ?? 何だろ… 『コレとコレいっぱいになるようにプチパン作って…あと、コレにもいっぱいに作っといて』 「はいっ」 初めて彼に仕事頼まれた…? 嬉しくて、すぐに始めようとした。 『あっ、暇な時でいいけんな』 「はい」 でも何で、こんなにいっぱいのプチパン……? ………あっ!明日が土曜日だからだ。 休日のピークとか忙しくて、いっぱい作ってないと足りなくなる。 作る暇もないくらい忙しくなるから。 そういえば、毎週土日は プチパン取ってきてって先輩に言われて取りにいくと作ってあるのが2カゴ分はある。 でもUPまで後20分とかになって、間に合うかなって不安になりつつ必死で作った。 だって彼に頼まれたから。 どうしても自分でして帰りたかった。 なんとか間に合ってUPする時。 「お先に失礼しますっ」 『おつかれっ』 優しく言われた彼からの言葉。 こっちに向いて言われても そうでなくても嬉しい。 そんな1日もあった。
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