出会い

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ある日の平日━━━ 8時くらい… 『亀嶋さん、ストック切らさんようにな』 「はいっ」 『分かっとん』 「はい」 『じゃあ、何で切らしたらあかんの?』 えっι 赤西くん待たせちゃうし なんて言えない/// なんて思いつつ答えていくけど全部違ってて 『ほんまに分からんの?』 うっ…ι 『お客さん待たせるからよ 亀嶋さんやって買いにきて まだ上がらないので〇分待ってくださいって言われたらイラってするやろ? やけんよ やけん絶対ストック切らしたらあかんのよ』 「はいっ」 『これから切らしたらあかんよ?』 「はい」 こんな日もあった。 当たり前の事 だけど、彼の前で気のきいた子を良い子な自分を見てほしくて 少しでも見ててほしくて 彼が何かしようとすれば 近くにいった。
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