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prologue~出会いと別れ~
side by prologue――――
サアァァァァアァァ
『また、雨か・・・昔のことを思い出しますねぇ・・・』
今日で3日連続の雨。
洗濯物も干せやしない、それに・・・
雨の日は良いことがあったことは絶対に、無い
月夜を拾った時も・・・
――――――――
サアァァァァアァァ
『なんで私が雨の日に戦場に行かなければ駄目なのでしょう・・・』
雨の日は読書だと決まっているのに・・・
そう一人ごち、男は懐から一冊のピンクのオーラを放つ本を取り出す
『ムフフ、暇ですからね、少しだけ読みましょう♥』
《我望むは全てを遮る拒否の壁》
『まぁ別に詠唱なんて要らないんですけどね』
どうやら男は末期で頭があれなようだ
『コラコラ仮にも小説内の自分ですよ』
独り言が多い奴は寂しい奴が多いと聞くが
本当のようだ
『《だまらっしゃい、焼きますよ》』
男が独り言を言った途端空に向かって一筋の光が走った
『ありゃ?空に居るわけじゃないんですね、あぁ、私の中ですか』
まだ訳わからんことを・・・
早く先進め
物語が始まらん
『おっとそうで「おじさん・・・魔法使い?・・・」
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