☆初恋☆

2/4
106人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
理奈Side① あたし、宮本理奈(ミヤモトリナ)。Y中三年生。中学卒業まであと半年。 あたしは今好きな人がいる。 …でも、それはきっと叶わない恋。だって相手は…先生だから。 その先生は別に身長が特別高いわけでもないし、顔は全然かっこよくない。 でも、時折見せる笑顔にあたしはドキッとさせられる。とても生徒想いなとこも好きなんだ。だから生徒からは人気も高い。 そんな先生と喋る勇気もない臆病なあたしは、今日も遠くからあっくんを見つめているだけ…。 あっくん…うちの気持ちに気付いて…? 緋美:理奈ー!! この子は川多緋美(カワタアケミ)。あたしの親友☆あたしがあっくんを好きっていう事を知ってる唯一の子。めちゃくちゃ行動力があって責任感も強い。 理奈:何? 緋美:今、あっくん居んで!! あっくんというのは、あたしの好きな先生の名前。本名は埜瑞敦夫(ノミズアツオ)。数学教師でサッカー部の顧問をしてる。サッカーもめちゃくちゃうまいんだ☆ 理奈:マジで!?行く行く!…く~~っ😌ヤッバ~💦カッコ良すぎ💓ってか次数学やねんけど💦 緋美:見れるからいいやんっ!! 理奈:それはえぇねんけどぉ…💦 ─キーンコーンカーンコーン─ 理奈:チャイム鳴った…😓 敦夫:チャイム鳴ったぞ!!早よ教室入れっ!! ドキッ💓って心臓の音が高なる。そのたびに、【あたしってあっくんの事好きやなぁ】って実感できる。それが嬉しかった。 そしていざ数学… 正直言って…全然分かんない😓仕方ないから残りの時間、あっくんを見つめるか~😌チラッチラッと時々、目が合う。その瞬間がまた好き💓と思ってる間に数学が終わる。 ─キーンコーンカーンコーン─ 敦夫:おっ、チャイム鳴ったな!!じゃあ終わろかっ!! 「きりーつ」 日直の声が聞こえる。あたしは1番に立つ。笑 「れーい」 みんな、何も言わへんけどあっくんとあたしだけ、「ありがとうございました」って言う。何か二人だけってすんごい幸せ。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!