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放課後…
理奈:今日こそは喋る!!ぜったいに喋る!!
緋美:はいはい😁
理奈:信用してへんやろっ!!
緋美:してるしてる。
理奈:よっしゃ!!喋ってくんで!!
─職員室前─
理奈:とは言ったものの…やっぱ無理!!忙しいかもしれんし!!
緋美:いや、あんなあくびしてる時点でまずヒマやろ😃
理奈:じゃ、じゃあ行くで?
緋美:うん。
─ガラッ─
理奈・緋美:失礼しまーす。
あっくんがチラッとこっちを見た。目が合う。ドキドキドキドキ💓心臓の音があっくんにも聞こえるんやないかってぐらい鳴ってる。
理奈:の、埜瑞先生。
敦夫:ん?何や?
頑張れ、あたし。頑張れ、あたし。そう自分に言い聞かせる。よし。
理奈:こ、ここ、わかんないとこあるんですけど。時間空いてるなら教えて下さい!!
敦夫:おっ、えぇよ。まっ、横座り。
こ、これは…めちゃくちゃ急接近やぁん💓ち、近っ💦
理奈:はい😃
敦夫:川多もか?
緋美:あ、ううん😓うちは中見先生に用事!!
敦夫:そーか。
あぁ…緋美…ありがとう✨笑
敦夫:ここはな、これがあるやろ。まずここを求めんねん。
理奈:あぁ、そっかぁ。
で、30分くらい経ち…
理奈:ハァ~💦ありがとうございました😌
敦夫:おぅ。またいつでも聞きにこい!!いつでも聞きにこいやって😌でもそれは生徒に対して言ってるっていうのは分かってる。でもやっぱ嬉しい✨
理奈:じゃあ緋美、帰ろっかぁ。
緋美:うん。中見先生ありがとぉ。
理奈:埜瑞先生、ありがとうございました。
敦夫:おぅ。気ぃつけて帰れよ。
─ガラッ─
理奈・緋美:失礼しましたー。
職員室を出たとたん腰が抜けた。幸せすぎて涙が出そうやった。
緋美:ちょっ、大丈夫!?
理奈:うん。ありがとーね。
緋美:良かったやん!!ちょっとだけでも喋れて!!理奈:ちょっとどころちゃうよ!!30分くらい喋ったわ…💦あ~緊張した…💦何か一年分ぐらい一気に喋った感じや…💦
緋美:何言ってんの!!これから毎日喋りや!!卒業まで後少しなんやから!!理奈:え~💦
そりゃ…あたしだってそう思うけど…💦タイミングと少しの勇気だけであんなに喋れんねんもん…!!
理奈:じゃあ頑張ってみるわ!!
緋美:頑張れ!!
あたしはあっくんに向けての想いへの新たな一歩を踏み出したような気がした。
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