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第一章 はじまり
ここは日本のとある農村。
名前を『児玉村』という。
この児玉村は5月くらいのまだ田んぼに水が入ってない時期に、この村独特のお祭りがある。
私はそのお祭りの取材に来たのだ。
申し遅れたが、私の名前は『赤西』という。
仕事はとある出版社で働いている。
今の世間では田舎ブームの真っ只中、そこで私はまだ誰にも紹介もされてない、この『児玉村』を見つけ実際に村を見ているのだった。
それにしてもここの空気は美味しい。
村の回りは山に囲まれていて、その山も緑色の若葉でとても心が落ち着く。
そして何より静かだ。
都会の喧騒や時間も忘れてゆったりとした無限とも思えるように時が流れている。
「これはいい記事がかけそうだぞ」
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